CHIAKI SETO 瀬戸 千明 メカトロ事業部・機械設計
仕事内容
半導体製造工程に欠かせない洗浄装置の機械設計に取り組んでいます。ベースとなる洗浄装置があるのですが、エンドユーザ―からの注文毎に要求される装置仕様が異なるため、仕様に合わせて変更していく設計を行っています。装置メーカーから信頼を受けている当社では業務請負で仕事を任されており、同じ事業所に約100名のマイスターエンジニアリングの社員が活躍し、案件毎にチームに分かれて仕事をしています。所属チームでは先輩に助けられたり、後輩のカバーをしたりとお互いをカバーしながら働くことができています。
Question入社動機と1年目の頃の思い出を教えてください。
先輩の指導のもと、じっくりと設計を学んでいく。
私は大学の機械工学科で設計などについて学んでいたのですが、「この設計がやりたい」と具体的なイメージがあったわけでもなく、就職活動を始めた頃は特に進みたい分野はありませんでした。そんなとき出会ったマイスターエンジニアリングでは、半導体や自動車などジャンルを問わず、幅広い分野の設計にチャレンジできると知り、働きながら自分のやりたいことを見出せるのではないかと思って入社を決意しました。
入社後は技術センターで2ヶ月にわたり基本的な研修を受け、さらに1ヶ月ほど専門的な機械設計の研修を学び、7月から現在のチームに配属になりました。配属後も業務で使用する2D・3D-CADの研修を1ヶ月行い業務開始に向けた研修を受けることができました。最初の仕事は先輩が設計した部品の図面を作成することでしたが、苦労して作成した図面を先輩にチェックしてもらうと、赤ペンの修正メモで図面が真っ赤に染まってしまう状態が続きました。それでもミスをなくすためには何をしたら良いのかを考え、学んでいき、そして多くのチャンスを頂いたおかげで、今では他者が作成した図面をチェックできるくらいの力を身につけることができました。
Questionどんなところで苦労をしていますか?
設計の奥深さに悪戦苦闘をする日々。
基本的には1カ月半ほどで1つの装置のプロジェクトが終わるのですが、設計完了後も設計内容について、関係部署や組み立て工程の方からメールや電話での問い合わせに対応していく必要があります。自らの設計でミスが見つかるたびに自分の至らなさを反省し、チームにも支えられてばかりですが、経験を重ねていくことでわからなかった部分も減っていき、ミスや指摘も少なくなりました。ミス無く仕事を終えられた時は大きな達成感を感じます。
今なお苦労しているのは新しく部品を設計するときでしょうか。三面図から立体をイメージするのが苦手だった為、勉強もかねて2D-CADで部品を設計しています。自分ではどこからも干渉してないと思って先輩にチェックして頂くのですが、干渉をすぐに指摘されるケースが多く、何度もやり直しをしなくてはなりません。簡単ではない仕事だからこそ、頭で考えたことが図面という形になり、実際の部品となったときの喜びは格別です。
Questionこれからの目標は?
どんな分野の設計にも対応できる力を身に付けたい。
今は半導体の洗浄装置の中でも、構造設計で流用設計がほとんどですが、いずれは動きのある機構設計や新規設計にもチャレンジして自分を高めたいと考えています。将来的には半導体以外の分野に異動することもあるでしょう。その際には新しい知識をまた身に付けなくてはなりませんが、現在の部署でしっかりと基礎を身に付けていければ、どんな設計にも対応できるようになれると思っています。
将来のために最も必要だと感じるのはコミュニケーション力です。業務上、6割は自席での作業になりますが、4割はお客様や先輩、チームの人など、案外、周囲の誰かと話している時間が多いのです。技術の習得はもちろんのこと、対話力にも磨きをかけていきたいですね。
ADVICE
就職活動アドバイス
フォロー体制はバッチリと整っている!
マイスターは基礎の基礎から教えてくれる研修があり、個々の習熟度に合わせて丁寧に教えてもらえるので知識面で不安を感じなくても大丈夫。積極的にいろいろと吸収していく姿勢があれば、自然と成長できると思います。
また、現在の事業所は約100名のうち3割ほどは女性設計者が活躍しています。当然、女性にとって働きやすい環境が整えられており、産休育休を取って職場復帰している先輩が何人もいます。長い目で見て安心して働き続けられるのもマイスターの良さだと感じています。
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