• 未知なる世界を楽しみながら
  • 果敢に挑戦し続けることで
  • 自己成長を実現してきた日々。

YASUHIRO IKUSHIMA 生島 康弘 ファシリティ事業部・設備工事

趣 味
釣り・野菜作り
出 身
大阪府
OFFの日は…
近所で借りている60平米の農地で野菜作りに勤しんでいる。お子さんを連れてのキャンプにもハマりはじめた。

仕事内容

スプリンクラー設備の工事に関する営業を担当しています。訪問先は介護施設や病院などが中心で、消防法等で定められている簡易型のスプリンクラーの設置を提案するケースが多くなっています。時期によっては国や行政から補助金が支給されますので、そのメリットをアピールしたりしています。また、並行して太陽光発電設備の提案も行っています。一時期の売電ブームほどの勢いはなくなっていますが、工場などで自家消費型の太陽光発電システムのニーズがあり、丹念に提案を重ねているところです。営業の業務は現場調査、見積りの提示、着工までの契約手続きなどが主体ですが、ときに技術的素養も求められます。私自身、もともとは工事出身ですから、自分で施工図を描いて工事計画の土台などを固めていますし、自分で受注した案件の施工管理を行うこともしばしば。技術と営業の枠を超えて、マルチな角度から仕事をすることができています。

Question若手時代のエピソードを教えてください。

苦手科目だった「電気」のスペシャリストになるとは思わず。

入社した当初は太陽光事業推進部の工事担当者として、太陽光発電用の装置や電気配線工事などを手がけていました。少数精鋭の組織だったことから、現地調査から図面の作図、電力会社への申請、お客様への提案、工事現場での施工管理まで、すべての工程に携わっていかねばなりませんでした。私は機械工学科の出身で、大学で少しだけ電気について触れたもののテストの成績も芳しくなく、電気=苦手分野として捉えていました。それが仕事として毎日、電気に向き合っていくことになったのですから苦労が絶えませんでした。簡単な計算にも苦戦したりしていましたが、粘り強く地道に知識を獲得し、電気工事士の資格も取得すなどして自己研鑽に励んでいました。

その後、工場やマンション、商業施設などの産業向けの太陽光発電工事に関して、技術営業的な立ち位置で仕事に臨むようになっていきます。その次の職場では設備設計事務所の営業として公共案件の入札に携わるなど、本格的に営業デビューしました。何か問題があったとき、真っ先にお客様から頼っていただけるのは営業職。課題解決に向けて真摯に対応をすることで「次も生島さんにお願いしたい」との声が直接聞けるのが、営業の醍醐味の一つだと思っています。

Questionご自身の転機となった案件は?

一流のエンジニアは技術と同じくらい、礼節を重んじる。

技術営業的な役割を初めて担うようになった頃、あるスタジアムの空いている駐車場の一部に太陽光発電所を建設したことがありました。このときは提案のみならず、現場代理人とともに施工面にも深く関わったのですが、技術以前に礼儀作法の面でお客様にご満足いただくことができず、着工当初は非常に厳しい状況の中での仕事となってしまいました。私も自分を省みて直すべきところは直し、お客様との関係性もより良いものにしていこうと丹念にコミュニケーションを重ねていきました。

課題に直面した際には、お客様と現場代理人を交えて、一つひとつ丁寧に協議して対策を練る――そんな地道な努力の積み重ねの結果、だんだんと信頼してくださるようになりました。竣工式の後、祝いの食事会を開催していただいたときは、感極まってしまったのをよく覚えています。ちなみにそのお客様のご担当者様は、日本のランドマークとなるような競技場の電気主任技術者を経験されていた方でした。一流のエンジニアは技術のみならず、礼節を重んじているということを知った貴重な機会でした。

Question仕事のやりがいはどこに感じていますか?

トータルな視点で仕事できる点に喜びを見出す。

何もない土地を現地調査して、自分で設計やスケジュール、予算などを調整した結果、新しい太陽光発電施設などが無事に完成する――営業ながらも技術にも深くかかわるので、1から10までのすべてに携わるチャンスがある点が、この仕事の喜びとなっています。そこでの実績が評価され、別件でも私を指名してリピートで相談をもらえた時は本当に嬉しいですね。

これからも引き続き、技術と営業の最前線に立って頑張っていきたいと思っています。まずは再びニーズが見え始めてきた太陽光発電のさらなる普及が当面の目標です。いずれはこの部署を、さらに技術力ある集団に導いていきたいと考えています。そのためには営業である私が、もっと多くの仕事の獲得に勤しんでいかねばならないと気を引き締めています。

ADVICE

就職活動アドバイス

苦手なことも楽しめる感覚を養って。

社会に出てから壁にぶつかったとき、「やめてしまいたい」と思うことがあるかもしれません。あまりに辛抱しすぎてしまうのはよくないですが、我慢して乗り越えていけば、活躍できるだけの力が備わるようになるはず。私もまさか苦手な電気を仕事にするとは思いませんでしたが、なんとか今日まで頑張ることができています。やりたくない仕事、想像していなかった仕事も、最初から拒否してしまうのではなく、うまい具合に楽しめるような感覚を持って挑んでみましょう。きっと将来「あの時の経験が役立った」と感じる日が来るはずです。

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