太陽光発電に関わる仕事をしています。具体的には太陽光発電パネルから送電された電力を一般の建物でも使用できるように変換する機器(パワーコンディショナー)の出荷前検査で、組み込まれたプログラムがきちんと作動し、送電された電圧が表示されているかどうか、あらかじめ設定した値を超えずに制限がかかるかどうか、故障時にも異常シグナルを発することができているか等をチェックしています。
大学時代は機械工学を専攻していましたが、今は電気関連業務が主。足りない知識を勉強する日々ですが、新しいことを学ぶのが楽しく、仕事のやりがいも感じています。
入社当時、仕事に対しどのような不安心配がありましたか?
失敗しても、どこか褒めてもらって、また頑張る!
はじめは太陽光発電の「設備設計」を担当することになったのですが、設計自体は大学でも勉強したことがあり、単純に太陽光パネルの配置を図面におこすだけと簡単に考えていました。しかし、実際にやってみるとパネルの配置だけでなく、ケーブルの配線の長さ・太さの検証やコストについても考えることが必要であり、はじめてのことばかりで戸惑ったことを覚えています。特に“コスト”については大学では意識していなかったことなので、学校とビジネスとの一番の大きな違いを感じました。
どの仕事も慣れるまでは大変なことも多かったのですが、先輩は「まずは自分でやってみよう」と仕事を任せてくれました。自分なりに作ってみたものの、やはり不具合が出てきてしまう。そうすると先輩が指摘してアドバイスをしてくれ、「この部分はきちんと考えて設計したということが伝わってくる。このアイデアはいいね!」とどこか必ず褒めてくれました。これが自信となり、先輩に認めてもらえるように「もっと頑張ろう」という原動力になっているように思います。
職場はどんな雰囲気ですか?
ONとOFFでメリハリがあります。
高い電圧・電流を流しているため、一つ間違えれば命の危険を伴う現場。そのため、作業中はピリっとした空気が流れており、「ブレーカー投入よし」というような声を出して安全確認の徹底を行っています。その分、休憩中はサッカーの話などで盛り上がったり、メリハリのある職場だと思います。
同じチームには同期もいるので、困ったときは助け合いながら、お互い刺激しながら技術のレベルアップを図っています。
どんな技術者になりたいですか?
時代の最先端を目指す。
入社以来、太陽光発電の仕事をしているので、太陽光に関わる全ての仕事を経験したいと思います。体を動かすことも好きなので、現場での施工作業にも挑戦したい。そのためにも、いざとなったときに困らないよう、資格も取得していかなくてはなりません。現在は第二種電気工事士を取得しているので、今後は第一種電気工事士、ゆくゆくは第三種電気主任技術者の資格にも挑戦したいです。
再生可能エネルギー分野はまだまだ始まったばかりで、これから蓄電池やエネファームなどますます仕事の幅が増えてくるでしょう。時代の流れをしっかりとつかんで、新しいことに取り組んでいけるよう、これからも自分磨きを続けてまいります。